「スーパーカブ2」が10/1に文庫本で発売されました。
パチパチパチパチ(拍手)
前作「スーパーカブ」ですっかりファンになってしまい、スクーターしか乗ったことがない私がスーパーカブに乗りたくて悶絶してしまった作品。
どんなお話かというと、まずは1巻に当たる「スーパーカブ」より抜粋。
山梨の高校に通う女の子 小熊。
両親を失い奨学金で慎ましく生活する小熊は、友達も趣味も無い、何も無い暮らしを変えるべく中古のスーパーカブを買った。
一人ぼっちの女の子と、世界で最も優れたバイクとの暮らしが始まる。
そして今回の「スーパーカブ2」
親無し趣味無しで友達も居ない、ないないの女の子だった小熊が、高校二年の初夏にスーパーカブを買って数ヶ月が経った。
カブと共に季節は替わり、南アルプスの麓に吹く風は日に日に冷たくなっていく。
小熊はカブを通じて知り合い、同じ夏を過ごしたハンターカブに乗る同級生、礼子と共に、バイク乗りにとって試練となる冬を迎える。
上記のカクヨムのサイトから無料で読めます。
横書きで小説を読むのが平気な人や、私みたいに続きが気になる人、取りあえず無料で読みたい人はこちらへどうぞ。
「スーパーカブ」「スーパーカブ2」「スーパーカブ大学生編」は完結済み。
「スーパーカブ3」は只今執筆中。
前作はkobo(電子書籍)で読み、「スーパーカブ2」は10/1に文庫本から発売されるもののkoboで発売されるのは約1ヵ月遅いので、今回は文庫本に手を出してしまいました。
現在はカクヨムで「スーパーカブ大学生編」を読んでいる最中です。
ま、待ちきれんかった…。
ここからは、「スーパーカブ2」で出てくる小物の紹介です。
ネタバレ…にはならないと思うけど…これから楽しみに読むんだい!という人は避けて通ってね。
小熊が一目惚れし、お弁当用に購入したトランギア・メスティン。
お昼休み、お弁当を温めるため電子レンジは人気なのですが、人が多いのを好まない小熊は待つことなく白ご飯が入っただけのお弁当箱に冷たいレトルト食品をかけてモソモソ食べていました。
その冷めきったお弁当を、ほの温かいお弁当に格上げしたお弁当箱です。
料理の温度って大切だよね。
あまりに興味を惹かれて私も買ってしまいました。
スウェーデン製の最大2合までお米を炊ける飯盒(はんごう)兼、食器や収納ケースです。
品番 TR-210、素材 アルミニウム(無垢)、厚み 0.8㎜、最大容量 750ml、重量 約150g、収納寸法 17×9.5×6.2㎝
ただし、この飯盒、まぁまぁなお値段の割に縁(フチ)が磨かれていなくてギザギザなのですよ。
日本人じゃ考えられない粗雑な仕上り。
これじゃ怪我しちゃうよ。
検索すると結構な人が同じことを言っている、そりゃそうだ。
紙やすりをかけて滑らかにするのが通過儀礼なんだそうで、うん…私はそんなのありがたいと思わないし、純粋に仕事してよーって思ってしまいます。
でも、安全に使いたいからちゃんと磨く。
よし、準備ができた。
あ!猫、それは磨く用のお水で、キミが飲むものでは…ごっごっごっご…すごい勢いで飲んでいる。
猫というのは、どうして色んな器や場所でお水を飲みたがるのだろうか。
そんな目で見られても。
強制的にお退きいただいたけど、諦めきれないのか近くて見張られています。
サンドペーパーでガリゴリ、サリサリと磨くこと15分。
ギザギザの縁のバリは取れて、滑らか仕様。
きれいに洗って、アルミ臭さを取るためにお米のとぎ汁で10分煮ます。
フタは計量にも使えるそうで、お米一合が入ります。
我が家の玄米用のカップ1杯でこんな感じ。
1合は蓋のすりきり1杯ではないです。
この量を覚えておこう。
白米を洗って、お米と同量のお水を入れて冷蔵庫で浸水2時間(浸水時間は30分は欲しい所)。
台所のコンロで沸騰するまで中火、音を聞いて沸騰しただろうと思われるところから10分とろ火で加熱です。
加熱が終わったら中華丼のレトルトを挟んで上下をひっくり返し、タオルで包みます。
蒸らす時間は10分くらい。
小熊は前の晩にお米を研いで冷蔵庫に入れ、朝にご飯を炊きレトルト(牛丼、中華丼、カレーなど)を挟んで学校へ持って行く。
お昼ご飯の頃まで少し温かいみたいです。
10分の蒸らしが終わって、蓋を開けてみる。
おおー、美味しそうに炊けています!
レトルトをかけてみる。
10分では熱々まで行かず、ぬるい程度でした。
小熊は学校の駐輪場に停めてあるバイクのシートに座り、この持ち手を持ってランチをしています。
私もやってみた。
うん、持ちやすい、悪くないですね(ブレているけど)。
お米1合は…育ち盛りの女子高生ならいけるかもしれないけど、私にはとても多かった。
1/3は、隣でうどんを食べていた夫に器に盛って出しました。
ネットで見かけて心配していた焦げ付きですが、沸騰するまでは中火→沸騰してからはとろ火(弱火よりも弱い)にしていたからか、焦げ付きはなかったから良かった。
お米も浸水させていたからか、芯も残っていなかったですし。
元々はアウトドアで使われているものですから、ガスバーナーの火力の調整が難しかったり浸水なんてできないから、台所のコンディションは整えられないと思います。
それでもお外でいただくのは美味しいに違いないと思いますが(今後の楽しみ)。
これだけ美味しく炊けるのなら旅行にも持って行けるだろうし、災害の時にも使えそう。
固形燃料で炊けるように準備もしたいと思います。
それにしても私のメスティン、滑らかで美しい縁だわ…と自画自賛で、通過儀礼によってすっかり愛着が湧くのでした。
全くもう。
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