ぬるま湯と砂浴び

マイペースに本や家事のこと

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カレーうどんと忖度

 

ちょっと前にカレーうどんを作りました。

我が家のカレーうどんは、うどんにカレールーを絡めたものです。

これは夫の出身地、香川県で多く食べられるスタイルみたいです。

 

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そして私の出身山口では…というか私が作るカレーうどんは鍋に残ったカレールーを出汁で溶かし片栗粉でとろみをつけたもの。

具は馴染みやすいように細かくしておきます。

刻んだお揚げが入ることもあるし、葱をたっぷり、七味少々。

いわゆるお蕎麦屋さんとかで食べるカレーうどんに近いのですね。

蕎麦屋さんは蕎麦つゆで伸ばしているのかな、あそこまで甘くはないですが。

 

で、結婚当初にワタクシ、ご自慢のカレーうどんを作ったのですが夫の反応がどうも芳しくない。

その時に「香川ではうどんにカレールーをかけるだけなんですよ」と教えてもらう。

ほうほう、なるほど、ライスがうどんにスライドしただけですから、それは美味しいでしょうと、その後カレーを仕込み残った時にやってみると想像通り美味しい。

私はどっちも美味しいと思ったんだから、夫の言うカレーをかけたカレーうどんにしましょうと我が家のカレーうどんは決まりました。

 

それが7年前のお話。

つまり7年間我が家のカレーうどんは、カレーをかけただけのうどんだったのですよ(しつこい)。

 

話は戻って上の写真のカレーうどんの日。

夫が何口かすすった後に「お湯で伸ばそうかな」と言うのです。

私「え?お出汁引いていませんよ?」

夫「いいのいいの、お湯を沸かしてくるね」

その間に私は自分のカレーうどんを食べ終わる(美味しかった)。

夫、お湯を足す、くるくる混ぜる、すする。

夫「美味しい」

…美味しいわけがないですよ、カレーが薄まっただけですからカレー水ですよカレー水。

どうしても私に食べさせたいらしく、本当に美味しいものを食べた後に美味しくないものを口にするのが嫌でたまらないのですが…一口いただきました。

…思った通りのカレー水です。

夫「美味しいでしょ?」

私「…いえ、正直に美味しくないです」←美味しくないものをわざわざ口にしているので機嫌が悪いのMAX

 

すうと息を吸い、吐き出す。

取りあえず冷静に行こう、食事中だし。

 

私「お出汁の引いたとろみのあるカレーうどんはお嫌いじゃなかったでしたっけ?」

夫「嫌いじゃないよ」

私「結婚当初作ったらあまり反応が良くありませんでした」

夫「そう?僕が君の作ったものを美味しくないと思うわけがないじゃないか」

私「…(確かに言われたことはない)、でも直後にかけただけカレーうどんの話をされました」

夫「あれは香川ではこうして食べるんだよって話だよ」

私「じゃあ、私がずっとかけただけカレーうどんにしたのってなんだったんでしょう。お出汁のカレーうどんだって好きなのに…」

夫「それは…誤解だよ…言葉が足りなかったね。ごめんね」

 

そこで気が付くんですよね、自分の誤解と夫に謝らせてしまった事に。

 

専業主婦だもんで、夫の要望はできるだけ叶えたいし、快適に過ごしてもらいたい、それが仕事だと思っています。

よく奴隷とか家政婦とか言っている人がいますが、私は満足のいく報酬をいただき、充実の福利厚生、休日も、そして最大の魅力は夫が信頼のおける上司であること、一度就職したことがある人は分かると思う、どれだけ恵まれているか。

兼業だと話は違ってきますが、専業ですからね。

 

だけど、過剰サービスだったりするのかもしれない。

そして以前人に言われたことがある「気を遣われた分だけこっちも気を遣う」って言葉。

私の良い所でもあり悪い所でもある、気を遣う。

相手を大切にしたくて思いやってのことだけど、それを心地良く感じないって思う人がいるってことは非常によろしくない。

サービスの押し売りだ。

 

今回のカレーうどんについても、「美味しくない」とは一言も言われていないのですよね。

でも分かるじゃない、美味しい時と美味しくないときの表情。

得意だもの、気を遣う事。

という、そこに絶対の自信がある私自身が盲点だったんだな。

もしかしたらその日はあまり体調が良くない日だったのかもしれないし、気分が落ち込むことがあったのかもしれない。

そういうところまで結婚当初は分かっていなかったのもあるんだと思います。

 

なのでもう忖度するのは止めました。

自分の使命感や正義感で相手を追い込むのはノンノン、本末転倒。

過ごしやすい家にならないからね。

 

でもこれは、決してサボるとかズルするとかそういうことじゃないです。

家もね、今までキレイにし過ぎるのはかえって居心地が悪いかなぁと思っていたので適度にしていたのですが、夫はなんということも思っていないのだと思うのですよ。

だから、めいっぱい掃除しようって思いましたし。

 

私も素直に謝って、今度から私の自慢のお出汁のカレーうどんも作りますって言い、この話は終わりにしました。

しかし夫のすぐ謝れるあの姿勢って見習っていきたいものです。

 

そして猫のゆるくファジーな所を見習おうと思ってるんだけど、なかなか。

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【おまけ】

10分前行動が身に沁みついた学生時代。

仕事では大いに役に立ったけど、プライベートではジャストに来た人に遅れてきたかのように気を遣わせることから、待ち合わせには10分前行動を改めジャストに行くようになった社会人。

ジャストにお邪魔するのは無粋かしら?と10分くらい遅れるように心掛けるも、ジャスト10分後に到着することが親友たちにバレてめちゃくちゃに笑われる。

先日の大人の修学旅行で、その話をされる。

カレーうどん忖度事件を話す。

相変わらず不器用か、と言われる。

 

日々精進しますぜ。

 

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